消防法に基づく民泊の消防設備ガイド:出火防止から緊急時の対応まで
民泊提供者の注意事項
Guideline/
Important note
民泊提供者が宿泊者に伝えるべき、緊
急時の対応
方法、避難経路、禁止事項
などの重要ルールを説
明します。
出火防止対策
出火を防止することは、防火安全対策の基本です。施設の状況に応じた出火防止対策を講じるとともに、「宿泊時の注意事項」を参考に利用者への宿泊時の注意事項を作成し、居室内に掲示しましょう。
出典:令和2年版消防白書(総務省消防庁)
建物火災の主な原因である
「コンロ」「ストーブ」「たばこ」に対する
出火防止対策を講じましょう。
火気使用器具に対する注意喚起
コンロなどの調理器具やストーブなどの暖房器具といった火気使用器具は、適切に取り扱わないと火災に至る危険性があります。備え付けの火気使用器具の特性を踏まえて、不適切な取り扱い事例や注意事項を具体的に示し、注意喚起しましょう。
注意喚起事項の例
・火気使用器具に燃える物を近づけない
・調理している間はその場を離れない
・備え付けの鍋などの調理用品以外を使用しない
※民泊に火気使用器具を設置するときは、安全装置が搭載されたものにしましょう。
喫煙ルールの徹底
たばこの不始末により火災に至る危険性があります。喫煙の可否や喫煙時のルールなどを具体的に示しましょう。
喫煙ルールの徹底
・室内禁煙、ベランダ喫煙禁止
・ベッドでの喫煙禁止
・灰皿は水の入ったものを使用
※寝具などは防炎性能のある製品にして、たばこ火災のリスクをなくしましょう。
消火器などの設置場所と使用方法の説明
火災が小さければ、消火器による初期消火が有効です。宿泊前に、民泊利用者に対し消火器の設置場所と使用方法を理解できるように説明しましょう。また、屋内消火栓設備が設置されている場合は、その使用方法も説明しましょう。
避難経路図(掲示例)
利用者が火災発生時に適切に行動できる必要があります。対策を講じるとともに、「避難経路図」を参考に利用者の火災時の対応方法を作成し、居室内に掲示しましょう。
避難経路図の作成例
建物の構造や避難経路が分からないために、利用者が火災から逃げ遅れることがないよう避難経路図を作成し玄関ドアなど分かりやすい場所に掲示しましょう。また、消火設備や避難器具の設置場所も記入しましょう。
避難経路は2つ以上とし、玄関からの避難が困難な場合における避難経路についても表記しましょう。
設置されている消火設備や避難器具などを確認し、カラーや図などを使い分かりやすく表記しましょう。
エレベーターは火災時に停止する場合があり、使用することは危険です。火災時には使用されないように周知しましょう。
避難経路図の掲示
避難方法の周知
火災時の煙や熱により自動火災報知設備の警報が鳴ることや、火災時における避難ルートと避難の方法について、分かりやすく説明しましょう。
感知器
火災時の煙又は、熱を感知して警報を鳴らします。
①バルコニー隔板
非常の際には、バルコニー隔板を破って隣戸へ避難できます。非常口となりますので物等を置かないで下さい。
②エレベーター
火災時にエレベーターは使用しない。
③避難階段
火災時の避難は、避難階段を使用しましょう。
④避難器具(避難ハッチ+避難はしご)
避難はしごで下階の住戸バルコニーに避難します。
119番通報
緊急時、利用者が適切に119番通報できるよう、[119番通報シート」を作成し、居室内に掲示しましょう。
119番通報の対策
携帯電話や居室内の固定電話で「119」をダイヤルします。
119番通報の受付者に必要事項が伝達できるよう、通報項目を整理し、利用者が正確に通報できるよう準備しましょう。
遠隔監視などにより火災の発生を確認した場合には、施設関係者や警備会社も119番通報を行い、宿泊施設の所在地・階数・構造等の建物情報や宿泊者人数、駆けつけに要する時間などを伝えてください。
携帯電話から
居室内の分かりやすい所に119番通報シートを掲示しましょう。
固定電話から
電話機の近くに119番通報シートを掲示しましょう。
携帯電話からの通報では、位置情報が充分確認できないことがあります。
119番通報では、住所等(通報位置)や目印となる目標物を伝えるようにしましょう。
周辺住民等に緊急時の際は協力してもらえる体制を構築しておくことも重要です。
119番通報シート(掲示例)
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